工事のおにいちゃんが、風邪にかかってしまった。
かわいそうに・・
あんなに寒いところで一日中仕事してたら風邪もひくよね。
ごめんなさい・・・(涙)
ひどいのかなあ・・
ゆっくり休んでください・・・。
・・・・今日は雑貨屋さんが好きな訳・・・・
を、書いてみよう。
雑貨屋さんに興味を持ったのが、高校生の頃
はまったのは、名古屋の中日ビルってとこの2Fのお店
名前忘れてしまった・・
でも、鮮烈に覚えているのが、<SWIMMER>というブランドの食器
かわい〜いキッチュなイラストのマグ・・。
今でも実家にあります。
インド人がらくだに乗ってて、<ラクダジュース>と、書いてあった。
働いているときの職場でのコーヒーカップもそれだった。
いろいろ集めていたなあー。
そこがたぶん・・原点。
「こんなかわいいもの・・作ってみたいなあ〜」
でも、まさか、自分が雑貨を作れるわけないって思ってたし、
もっぱら買う専門
集める癖があったので、たくさん集めてたし、
その他の雑貨店のものもたくさん集めた。
文化屋雑貨店も好きだった
キッチュ系がどーーも好きだったみたい。
今でも好きです。文化屋にSWIMMER
プレゼントするのも大好きで、きれいにラッピングしてもらって、
友人の誕生日が待ち遠しかったなあ〜。
その頃から、「どんな工程で雑貨が作られているのか」も気になっていた
そこに<イラストレーター>と呼ばれる人が存在するのを知ったものその頃。
すごくあこがれた。
絵は大好きだったし、自分でオリジナルのキャラクターを書いてみたり。
その程度だったけど。
大学時代は、ブランドにもはまらず、やっぱ、キッチュなものが好きだった気がする。
就職して、憧れのイラストレーターという人たちと仕事をし始めて、
ますます雑貨の作られる工程に恋をした。
そうかあ〜。あの<らくだじゅーす>が生まれるには、きっと、いろんなパターンのイラストが出されて、検討されて、みんなで考えて、商品化されたんだろうな〜ってのがわかってきた。
だんだん、クリエイティブな世界に興味がわくわくわく〜〜
その頃で言う<広告代理店>に営業で入っていたので、もう、いろんな種類のクリエイターに出会う。
憧れのクリエイターと仕事できたときは、もう、有頂天〜
ああ、わたしもいつかイラストレーターになって、自分の雑貨を作りたいと、心の隅で思って、そんな人たちの仕事を興味津々で見つめていた。
ひとつのものが作り出されて、販売にいたるまでにはすごいなが〜い工程がある。
すごいたくさんの時間と、人を介して、一個の雑貨ができあがる。
そこが楽しい。
企画、プレゼン・・・そんなとこがワクワクする。
そんな工程を知ってしまった・・
ら・・・
ますます、好きになるなる。
あこがれる
その思いをずーーっと持っていた。
その間、バンドをしたり、恋したり、結婚したり、子供を生んだり・・
でも、その思いはいつまでも残っていた。
わたしが<作家>なんて名乗れるようになったきっかけは、
<あみぐるみ>
SWIMMERをおいている京都の雑貨店、alfabet(つづりはこれでいいのか?)
に、母と遊びに行った際、すごくかわいい編みぐるみを発見〜
思わず「ほしい〜〜」と、手にとったとき、
母がクールにこういった「これなら自分で作れるでしょ〜が!」
(@。@)
マジっすか?
早速、母にあれこれ教えられながら、手芸店で、材料を買う
毛糸にもいろんな色や、手触りがある。
編みやすいアクリルの太い毛糸をたくさんかってきた。
8号のかぎ針も一本。
とじるふと〜い針も。
すぐさま家に帰り、母が編む
(@。@)・・・天才じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あんたねえ〜。できるってば、やってみなさい〜〜!!」
と、母のアバウトな教え方に沿って、編み物開始。
なんと、一日に2体も編んでしまった。
それも特大の・・・わけのわからん生き物を・・・
それから、毎日編み物の日々。
山のようにできてゆく謎の生物。笑。
あみぐるみあみぐるみあみぐるみ〜〜〜
の、日々。
時間があれば、編み編み
本もみないで編み編み。
思いついたら編み編み。
へびやら、とかげやら、いもむしやら・・も、編んだ。
楽しかった。
カラフルなアクリル毛糸のとりこになった。
そんな折、海外の友人とコンタクトを取るために、インターネットなるものに出会う。
初めて買ったのはFMV。
説明書とにらめっこして、やっと、メールを書くことができた。
メールのやりとり、チャットとの出会い。
そんなもので、キーの打ち方を覚えた。
これまたアバウトな自己流。
編み物も母直伝の「じぶんで考えて編みなさい」で、自己流
PCも、やっぱ、自己流
そこで、ネット界には、あみぐるみがあふれていることに気づく
あらま〜。かわいいものば〜っか。
それに、普通の主婦さんとかが、お店を出している。
へえ〜へえ〜。
それまでの編みぐるみは、ほとんど近所の赤ちゃんや、友人に配っていたが、もう、配るところがない。
わたしもお店ってのしてみようか・・。
で、HPを立ち上げる。
初めてHPを立ち上げたのは、息子を出産してまもなく。
寝る暇を惜しんでPCと格闘。
これも、本をよんでいてもわからなくて、毎晩とおくの友人に電話で教えてもらいながら・・半年かけて立ち上げる。
笑
わあああ・・お店ができた〜〜。
なにげに買ってくれる人がいる。
ラッピングもかわいいほうがいいな〜。
たくさんの編みぐるみがいろんな人の手に渡った。
でも、思い起こせば、マジで下手だった・・
すいません・・・
でも、みんなあったかくて、大事にしてくれてた。
あの頃買ってくださった方々、ありがとうございます。
ペコリ
そこで、出会ったあみぐるみ作家さんたち、
すご〜〜い。かわい〜。服きてる〜。
それも編んである〜。
たくさんの編みぐるみが我が家に来ました。
今も大事にしまってあります。
で、わたしも洋服にチャレンジ
しかし、編み図なるものが読めない。わかんないし、めんどーくさい。
ということで、布で作っていました。
バンダナくらいだけど。
それから、はまった布・・・
編みぐるみと平行して、布雑貨もつくることに。
初めてに近いミシン。
こわいこわい・・今でもこわいです。
でも、ミシンをなんとか征服したい。
こわ〜〜〜い!!と、いいながらミシンミシンの日々。
ファスナーなんか自分でつけられるわけないから、ファスナーなしのポーチを試行錯誤で作る。
さすがに布ものは、型紙を立ち上げた。
で、思いついたのが、アップリケ。
幼少の頃、母はわたしにいろんなものを作ってくれた。
丁寧に、根気よく。
ピアノの発表会の服も母のお手製。
スモックには、まるでお花畑のような、アップリケと刺繍。
かわいいかわいスモックで、楽しかった。
たくさんの種類を作ってくれて、幼稚園も楽しかった。
そのアップリケをやってみよう。
フエルトのかわいさはたまらない。
なにから作ろうか・・・
あれこれ画用紙に書き留める。
小鳥、亀、おうち、お花、雲、猫、うさぎ〜
刺繍もしてみた。
ほんの少し刺繍を加えるだけで、空間が広がる。
そうしてゆくうちに、今度は布雑貨が増えてきた。
ネットで販売するほどのものじゃない。
へたっぴだし〜。
自己流だし。
しかし、ポーチをあげた友人から電話があった。
「あのポーチ、もう一個できる?友達がほしいって〜」
(@。@)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ほええ〜〜
感激だ。
で、同じようなものを作って、送った。
その後、その友人から、あれこれと、オーダーが入るようになった。
黒猫のアップリケはできる?
スモックにアップリケしてくれない?
うんうん(^^)
その頃には、友人はもらってばかりじゃ困るから制作費を払わせて〜〜。
で、少しの制作費をもらっていた。
友人の友人からもオーダーがきて、
新しいモチーフを考える。
そんな繰り返し。
でも、決して売れるもんじゃないわって思っていた。
そんな折、近所にかわいいオムライスやさんができた。
すごくいい感じのオーナーさん、ウッディーな内装。
おいしいオムライス。
足しげく通う。
オーナーさんとも仲良くなった。
そこは、クッキーも販売していた。
クッキーの棚もすごくかわいくて、雑貨感もあって。。。
ああ、こんなところに、雑貨をおいてみたいなあ〜。
お菓子と雑貨・・・
かわいい〜
かわいすぎる・・・
かなり迷ったが、ある日、オーナーさんに、編みぐるみを見てもらった。
ずうずうしくも、「あの、クッキーの棚の片隅においてもらえませんか?」
すると、オーナーさんは、ニヤリと笑い・・
「うちは、卵料理を出すから、なんか、卵に関するあみぐるみ、作れる?売りたいんだけど」
・・・・卵・・・
少し考えて、「うん、作ってみます。」
で、また一人企画会議・・笑
ニワトリの編みぐるみはできるけど、売るとなると、たくさん付くれて安いもの。
・・・・・・・・・。
で、できあがったのが<ぴいちこ>(後に友人の息子さんが命名)笑
卵型の黄色いあみぐるみに、くちばしと、てっぺんに毛(笑)
白い卵の殻をイメージしたものを編んで、そのなかに入れる。
お???かわいい???
あらま・・
笑・・自画自賛。
オーナーさんに早速見てもらった。
価格は、たしか・・400円くらいだっただろうか。
んで、即、OKをもらって、10個ほどを作る。
大きなニワトリのお母さんのよこに、<ぴいちこ>をラッピングして並べる。
あらま・・かわいい。
お店の人たちと、眺める。
「ふふふ、うれるもんかなあ〜」
「ね〜」
「売れたらいいねえ〜」
「かわいいね〜」
(^^)
で、ほかにも熊や、猫や、なぜかバナナみたいなもんも並べてみた。
近所の女子大の小冊子に載せてもらえた。
マジ感動した。
ある日、オーナーから「店においで〜」と・・
いってみたら、「売れたよ〜〜。くま売れたよ〜おばあさんが買っていったよ〜〜」
「マジっすかあ〜〜マジっすか〜〜」
「でも、あれだよ、包装の袋かなんか、、、あったほうがいいね。」
あ、そか・・
で、また場所を借りて、紙袋や、ビニールの袋を置かせてもらって、販売してもらった。
だんだん売れてゆくあみぐるみ。
あみぐるみだけを買いにくる人も出てきた
感激!!!
オーダーもきた。
「友達の結婚式にプレゼントしたいから、夫婦のくまさんできますか?」
「はい〜やってみます〜」
オムライス屋さんを借りて、イベントもした。
ネットで知り合った素敵なあみぐるみ作家さんや、ビーズ作家さんの作品を並べた。
商店街にお願いして、手書きのポスターを貼らせてもらった。
いろんな人がきてくれた。
器用だね〜。かわいねえ〜。ひとつ買っていこうかね〜。
って、観光客の人もかっていってくれた。
OH!CUTE!といって、外国の女の人も買っていってくれた
心の底からうれしかった。
そんな日々を送っていた・・
オーナーが言った。
「もっと、たくさんの人に見てもらえるとこにでていきなよ。」
うれしかった。
オムライス屋さんを基点に、遠いところの雑貨店にも置いてもらえるようになった。
リクエストも時々きた。
作るってうれしいことだな〜。
その頃になると、編みぐるみから布小物や、アクセサリーも作るようになってきた。
心構えは、どこにもないもの。
ほかの人が作ってないもの。
オリジナルなもの。
わたしらしいもの。
あみぐるみよりも、布雑貨のほうが、わたしらしさがうまく表現できた。
雑貨屋さんからもうれしい言葉をもらえた。
でも、そんなころには、少し・・寂しくなっていた。
「わたしより、もっと素敵なものを作っている人は山ほどいるのに・・」
ネットだけでは、みんなに伝わらない。
ネットでお買い物をしてくれている人は極わずかなヒトタチだけ。
ハンドメイド??なに??そんなもの興味ないわ〜
って人のほうが数百倍多い。
ネットでいくら、ほかの作家さんたちの紹介をしても、現実世界には伝わらない。
自分の作ったものは、なんとか少しずつ売れてゆくけど、どんな人が買ってくれてるのかわからない。
それに、「わたしのだけじゃなくて、この人のも見て〜〜すごいんだから!」って気持がどんどん募っていった。
ああ、わたしに雑貨屋さんができたらなあ〜〜。
もっと、大好きな作家さんの作品を紹介できるのに。
ネットしてない人にも伝えたいなあ〜。
それに、欲を言えば、どんな人が買ってくれているのか知りたい。
お礼も言いたい!!!
ありがとうといいたい!!
<雑貨屋さんがしたい!>
と、強く思うようになった。
高校の頃に出会った雑貨やさんには、「素敵!」があふれていた。
ときめきが輝く場所だった。
そんな場所、わたしにもできるかな?
いや、作るんだ〜〜
で、何年も悶々と過ごした。
イベント、個展、いろいろやった。
でも、やっぱ、自分の店が持ちたい。
で、や〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、40前になって実現できそうなのでR
ああ、長々とよくかいたもんだ〜。
笑
そんなこんなで、anemone雑貨店が来年OPENなのです。
自称<作家>のわたしが、作家業をしながら、店番して、好きな作家さんのものや、好きな雑貨だけ売る店。
小規模だけど、きっと、思いは伝わるでしょう。
きっと。
今日は、今までの過程を大まかに書いてみました。
ここまでくるのに、たくさんの人の暖かい言葉がありました。
やっと、スタート。
がんばります。
にいちゃん、風邪どうかなあ〜